DPF洗浄フロー
一体型も切断・溶接により対応可能です。 通水テスト・特殊洗浄液による浸漬・洗浄でDPFを洗浄再生します。 すべてを分解し、隅々まで洗浄、除去の確認を行っていきます。
1.検品
車両によって、DPFは分割型(写真)・一体型(写真)に分けられます。 まずはどちらかを確認し、分解方法を決定します。
2.分解
DPF周辺に付いている各種センサーや部品を丁寧に外していきます。 ・一体型の場合 一体型は基本的に分解できないように圧着・溶接されています。そのため、一度切断を行って、中の形状を確認しながら分解していきます。
3.検品
分解され、各パーツに別れたDPFの部品(特にフィルター関係)をチェックしていきます。 ここでフィルターの破損や溶解があると、洗浄しても同じ症状が発生していまうため、NGとなります。この際は、当社から連絡を差し上げ、交換やリビルト品での対応をご提案します。
4.通水テスト
実際に水を通してみて、つまり具合を確認します。 PMが詰まっているDPFでは、通水テストで水が出ない(通らない)場合もあります。
5.流水洗浄
まずは、水を使って比較的大きめの煤(スス)やアッシュを洗い流していきます。この工程で側面にこびりついているススなども落としていきます。
6.エアブロー
エアーブローにより水分を飛ばします。この状態で汚れの残り具合を確認します。 5.流水洗浄とエアブローの工程は煤やアッシュがでなくなるまで繰り返し行います。
7.特殊洗浄液による浸漬
流水作業で煤等が除去されたら、特殊な洗浄液にDPFを漬け込みます。 洗浄液に漬け込むことにより、フィルター内部の細かいところまで汚れを分解することができます。浸漬時間はサイズや汚れ具合により調整します。
8.高圧洗浄
洗浄液により分解されたアッシュを高圧洗浄機で洗い流します。 このときは、フィルターを破損しないよう細心の注意を払って作業します。 また流水洗浄・エアブローも同時に行いながら洗い落とし、汚れがでなくなることを確認します。
9.乾燥
洗浄後、エアブローとヒーターを使用して乾燥させます。ここで水分が残っていると、高温になるDPF内部に破損を生じさせてしまうため、しっかりと乾燥させます。
10.組付け(溶接)
分割型のDPFはここで元の状態に組み付け直します。ネジ止めのみの場合だけでなく、切断した場合は溶接作業も行い、漏れがないことをチェックします
11.耐熱塗料による塗装(必要に応じて)
溶接した場合など必要に応じて耐熱塗装を施します
11.梱包・発送
最後に、外観のチェックをしたうえで、梱包しご指定の場所に発送します。